ウルトラ・マックの青い空
さあ、外へ出よう! 超ウルトラ・マラソン・ランナーは今日も走る!
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ウルトラ・マック

Author:ウルトラ・マック
ウルトラ・マラソンってご存じですか?
フルマラソン以上の距離を走る競技。
長く走ることに魅せられて、行き着いた先は、スパルタスロンや、24時間走。
どこまで行くんだ~。
ウルトラ・マックは今日も走る。

氏名:ウルトラ・マック
現住所:千葉県柏市手賀沼の近く
所属:club MY☆STAR
職業:うーーん、○訳者
2007年さくら道ネイチャーラン優勝
2007年24時間走日本代表(個人6位、団体優勝)
2009年24時間走日本代表(個人7位、団体優勝)

自己ベスト:
ハーフ 1:20:03
フル 2:44:32
100km 7:45:58
24時間走 244.5km
250km 25h29m
スパルタ 26h55m19s

2017年の予定:
1月29日:勝田フル
2月5日:守谷ハーフマラソン
3月19日:板橋Cityマラソン(フル)
3月26日:佐倉朝日健康マラソン(フル)
4月22日:さくら道国際ネイチャーラン(250km)

メール: makoto_245.3@kzf.biglobe.ne.jp(ここをクリック)

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2007スパルタスロン(その3)
■サンガス→テゲア

下り道は、自分にとっては登り以上の難所です。

砂利に脚をとられて、いつもへっぴり腰でよたよたと下っていきます。ただ、今回はいつもより土の露出部分が多いような感じがしました。比較的小走りで下ることができ、その分、体力も使いませんでした。体力も少し戻ったかな。

エイドをいくつか過ぎ、やがて、ネスタニに到着です。
間庭さん待っていました。さあ、あと 70km と少し。順位は変わらず、総合7位。

★ネスタニ 172km:18時間30分(7 位)

ここからは傾斜も緩やかになり、かっ飛ばせる区間です。ただし、「元気ならば」という条件が付きます。実は、自分が元気かどうかもわからなくなっています。たぶん、今、このペースで走れるから、元気なんだろうなと思いますが、これが「まやかし」だったりします。そう、あとで、しっぺ返しがくるんですね。

とりあえず、キロ 6 分弱程度を維持しながら進みます。ネスタニで夜の1時半。まだまだ気温が低下します。ネスタニにウィンドブレーカーを置いていたのですが、動けているし、身体から湯気を発している状態だったので、ウィンドブレーカーを取りませんでした。ロングシャツの上に、ノースリーブのシャツを着ていて、下はロングタイツ。そんな装備です。

180km の手前から、きた~、きた~、ついに、きました。いきなり、胃のむかつきが復活です。吐きたいという感覚でなく、胃が揺れると気持ち悪いという状態です。とりあえず胃薬を飲んで、ペースを落とし、ようすを見ましたが、ダメです。完全に脚が止まりました。口の中に指を突っ込んで無理矢理吐こうかなと思いましたが、それによる体力低下も心配だったし、食べ物にあたって吐き気がするという感覚でもなかったです。

真夜中の寒い時間帯です。歩いているうちに、上半身が冷えてきました。おそらく 10℃を切っているでしょう。例年なら 5℃くらいまで下がるはずですが、そうなると、ウィンドブレーカーを着ていない今の状態では、かなり危険です。両肩を手でさすり、背中を丸めて、身体を振って少しでも熱を生み出しながら歩いていきます。

いかん、歩いているうちに、眠気まで襲ってきた~。
蛇行している自分がわかるよ~。

次のエイドでは、あったかい飲み物をとろう。
コーヒー、胃が受け付けるかな~??

ほんと、いろんなことを考えました。夜さえ明ければ、太陽が昇って暖かくなりさえすれば、この弱気から解放されるはず。リタイアだけはしたくない。まだ、7 位。がんばるしかないです。

やがて、後ろから聞こえてくる足音。自分をかわしかけたランナーが声をかけました。「あれーー、鈴木さん?」

兵庫の西村君です。彼はリタイアなしの 10 回連続完走という記録の持ち主で、24 時間走 240km オーバーの実力者です。元気そうだったので、先に行ってもらいました。

もう、なりふり構わず道の中央にはみ出すように蛇行しています。そのうち、少し胃が治まってきました。寒気が耐え難くなってきたので、小走りを交えて、熱を生み出します。

やがて、またランナーの足音です。今度は MY☆STAR の岩本さんでした。「あーー、マックーー!」

岩本さんはまだ元気そうでした。たぶん序盤から抑えていたんだろうと思います(その作戦がほんとは正解なんですよね)。そのすぐあとに、これも実力者の中島さんが続きました。やはり、このレベルの日本人は強いです。

続けざまに抜かれたおかげで、精神的に喝が入りました。ゆっくりではありますが、走りを維持することができるようになりました。ウルトラマラソンは、やはり、精神的な面が大きいですね。少しだけですが、ゴールする自分ををイメージすることができるようになりました。残りを歩いても大丈夫。走り続ければ、30 時間を切ることも可能。やるぞ~。

まだ暗いうちに、テゲア到着。順位不明。

★テゲア 195km:22時間56分(??位)

■テゲア→スパルタ

テゲアまでの平坦な道を過ぎると、200km 手前からアップダウンが続きます。西村君がテゲアで休んでいたらしくて、気がついたら自分が先行していました。彼とは、しばらくの間前後しながら進みます。

やがて、アップダウンに入りました。まだ陽は昇っていません。暑い時間帯にここにさしかかると、本当に、

「生きているのが嫌になります。」

暗いうちにある程度この登りをクリアすることができれば、かなり楽です。胃も復活したようです。この調子なら、最後まで止まらずに行けそう。

夜が明けると、背後から、ひたひたと、MY☆STAR の良一さんがやってきました。8 月終盤から、毎週のように丹沢に走りに行っていた良一さん、さすがにアップダウンでも快調そうです。ついていこうとしましたが、あきらめました。マイペースで行きます。さらに、ネメアで大きく崩れたはずのマツタケ君も快調に迫ってきました。自分がエイドで休憩している間に、あっという間にかわされました。

マツタケ君にかわされた



これまで、自分の前方にいる日本人は、大滝さん(実はこの時点でリタイアしていたが、自分は知らない)、中島さん、そして、MY☆STAR の 3 名(岩本さん、良一さん、マツタケ君)です。

気を取り直して、まだ 40 キロ近く残っているので、そのうちの何人かを食うつもりで走りました。いかつい格好のポーランド人が自分をかわして前に出ましたが、彼が良いペースメーカーになってくれました。彼に密着することなく、視野にとらえながら追いかけるうちに、自分の走りがよみがえってきます。ただ、彼は下りは速いものの、登りが遅いので、登りで追い抜いては、下りで抜かれるということの繰り返しでした。

胃がやられているものの、なんとか補給だけはできています。ゼリーなどの流動系がメイン。暑いので、多めに水分をとらないとすぐに脱水になりそうです。

★モニュメント 222.5km:27時間8分(??位)

モニュメントを過ぎて、しばらく長い、うんざりした上り坂が続きます。ここで、歩いているポーランド人をかなり突き放しました。あとは、下るだけ。なんとかキロ 6 分を維持すれば、余裕で 30 時間切りです。

ところが、このポーランド人は、下りになってペースアップ。淡々と走り、給水もそれほど取りません。やけに、ぴんぴんしています。そのうちに、後ろからもう一人、日本人ランナーが迫ってきました。過去、スパルタで 25 時間台を出している、超実力者の熊坂さんです。しばらく、3 人で前後するように走りました。

71 番目のチェックポイントで自分がスペシャルを補給している間に、この 2 人に一気に離されました。ここまできたら、慌てないで、マイペース、マイペース。右に大きなカーブを切り、5.2km という長い区間を走れば、もうそこはスパルタの町中です。

その 5.2km の区間にさしかかるエイドでは、何も言わなくても水のボトルを手渡してくれました。さすがにこの暑さでは、ボトルがないと、途中しんどいです。

5.2km のロング区間。緩やかな下りの傾斜にまかせて、スパルタの町を目指します。今年のスパルタもいろんなことがありました。アテネを出発したのが、遠い昔の出来事のようです。ネメアの前で歩きが入り、サンガス前で歩き、テゲア前で本格的に潰れました。それなのに、今自分はしっかり走れています。こんなに潰れても、30 時間切り目前。走り方を間違わなければ、もっと上にいけたってこと??それとも、このタイムは自分の実力??練習方法は間違っていなかった??

とにかくいろんなことを考えました。

ただ一つ、今回も誇れるものがあるとしたら、7 回連続完走を達成するであろうこと。これが、自分の唯一の勲章かな。

やがて、最終エイドが見えてきました。ポーランド人がいます。200m くらいの差があるでしょうか。こちらを気にしながらゆっくり走っています。

1 つカーブを右に折れ、もう 1 つ右に曲がると、そこはレオ二ダス像に続く、最後の直線。

子供達を引き連れて、最後の走りです。沿道の声援。建物のテラスからの声援。そして、すでにゴールしたランナーやリタイアしたランナーからの声援を浴びます。

ゴール前



岩本さんがいました。「お疲れ~マックーー」

そして、最後の段差を登って、レオニダスの足下へ。両手をさしのべて、しばらく間をおき、気持ちを整え、そして口づけ。

★スパルタ 245.3km:29時間47分

総合13位(日本人5位、MY☆STAR 4位)

これが今回の自分の成績です。2 日目の気温は 37℃にまで上がったそうです。僕がゴールしたのは午後 1 時前ですが、一番暑い 2~4 時の時間帯を走り続けたランナーにとっては、完走という言葉がひときわ重みを増す、そんな大会だったと思います。完走したランナーも、途中でリタイアされたランナーもお疲れさまでした。

制限時間ぎりぎりになっても歯を食いしばってゴールするランナーを見て、今回も胸が熱くなりました。自分ももう少しがんばれたんではないか、そういう思いです。まだまだ、やり残したことはあります。

「欲しくば、取りに来い」

レオニダスが我々に残した言葉です。
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この記事に対するコメント

マックさん
スパルタお疲れさまだす。
そして、レース前日のホテルから色々お世話して頂き
初挑戦の自分にとって、とても助かりました。
ありがとうございました。

今まで直接対戦はありませんでしたが、途中で追い抜かれた時
マックさんの強さを改めて感じましたよ。
後ろにつけなかったですから。
自分としては夜に勝負したかったんですがね・・・。
予想をはるかに超えた、とんでもないコースには参りました。

僕はまだ超ウルトラの世界に足をひたした程度ですので
秘策などこのブログでさりげなく色々教えてくださいね。
【2007/10/07 23:25】 URL | でっしー #- [ 編集]


でっしーさん、
直接対決は、奥武蔵などでありますよ~。直接ではないけど、今年の富士五湖でも30分早くスタートしているのに、ハイランド前でさーーと抜かれました。もっと、印象に残るようにがんばらせていただきます。

超ウルトラやるのであればライバルですね。わくわくだよ~。このブログが役に立つかどうかはわからないけど、これからもよろしくね。さりげなくブログでいろんなことを教えますよ~(ぜんぜんさりげなくではないか?)
【2007/10/08 20:51】 URL | マック #WkD1iydg [ 編集]


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