ウルトラ・マックの青い空
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ウルトラ・マック

Author:ウルトラ・マック
ウルトラ・マラソンってご存じですか?
フルマラソン以上の距離を走る競技。
長く走ることに魅せられて、行き着いた先は、スパルタスロンや、24時間走。
どこまで行くんだ~。
ウルトラ・マックは今日も走る。

氏名:ウルトラ・マック
現住所:千葉県柏市手賀沼の近く
所属:club MY☆STAR
職業:うーーん、○訳者
2007年さくら道ネイチャーラン優勝
2007年24時間走日本代表(個人6位、団体優勝)
2009年24時間走日本代表(個人7位、団体優勝)

自己ベスト:
ハーフ 1:20:03
フル 2:44:32
100km 7:45:58
24時間走 244.5km
250km 25h29m
スパルタ 26h55m19s

2017年の予定:
1月29日:勝田フル
2月5日:守谷ハーフマラソン
3月19日:板橋Cityマラソン(フル)
3月26日:佐倉朝日健康マラソン(フル)
4月22日:さくら道国際ネイチャーラン(250km)

メール: makoto_245.3@kzf.biglobe.ne.jp(ここをクリック)

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去年のさくら道完走記(長~~い)
何とか、仕事が一区切りつきました。

寝不足でで頭がぼーっとしています。少し事務処理をしたら、レースの準備などにも取りかかりたいと思います。もちろん、仕事のアポもお待ちしております。

さて、今回は、某所で僕が公開した、昨年のさくら道ネイチャーランの完走記を転載します(手抜きだなんて言わないでくださいね。そのとおりなんですが)。

あれから1年です。早いものだ~。
今年も桜がきれいだといいですね。

____________________

自分は今年で4年連続の出場。ゼッケン3(2度目)です。所属チームの club MY☆STAR からは3名が出場しました。ディフェンディングチャンピオンのマツタケ君(ゼッケン1)と、地元名古屋の KAMEI さん(ゼッケン35)です。

開会式は名古屋城そばの KKR ホテルで午後3時から行われました。この開会式に出られない選手は、レースで完走したとしても、翌年出られません。参加が義務づけられています。これは社会人にはけっこう厳しいです。もう少しフレキシブルな考えにできないんでしょうかね。GW前にレースの前後あわせて4日間拘束は痛いですよ。

開会式では、今回選考漏れした有力選手についても若干コメントがありました。例年なら、前年(前年が不参加の場合はその前年)の完走者はほぼ全員選考を通過していましたが、今回は数名が落選していました(そのうちの2名はチームメイト)。

どうやら、スタッフ以外の知人からサポートを受けたことが原因らしいです。そのことについて、「レースの公平性を保つ必要がある。」「そのようなサポートを受ける前に、断って欲しい。」「数名のスタッフによって、そのような行為があるということが認められたために、今回は落選にした。」と説明がありました。

ですが、レース中にそのような行為を複数のスタッフが認識していたのであれば、その時点で警告するなりして、ルールに抵触していることを明確に選手に示すべきではないでしょうか。ゴール後も完走を讃えた上、完走証を渡しておきながら、1年後になって「実はこうなので今回は落選です」といっても、双方の記憶が曖昧な状況で、どう選手側は反駁すればよいのでしょうか。

日本で数少ない超ウルトラのレースなだけに、このような対応(というか意識)は、改善していただきたいと考えます。非常にいい大会だし、趣旨に多くのランナーが賛同しているだけに、残念です。

さて、堅苦しい話はそのくらいにして、久しぶりに再会するメンバーが多くて、前日の開会式は非常に楽しめました。開会式の席も、ゼッケン番号順に決まっています。自分は今回もかなり前の席です(というか、前にいるのはほとんど外人)。

開会式後は各自で夕食となるわけですが、三々五々流れた先が同じ居酒屋であったりします。自分が仲間といった「世界の山ちゃん」にも、同じネイチャーランの集団が数グループ陣取りました。地元のすーさんも合流です(お菓子の差し入れ、ありがとうございました)。

今回、自分は都合により禁酒中なので、健康的にソフトドリンク+手羽先。あとはカーボローディングです。1時間半くらいでぱーーっと切り上げ、さっさと休みました。おっと、その前に、知り合いにメールを送ります。レースの速報ページがあるので、そちらを見てね、という内容です。チームの掲示板もチェックしてと。

土曜の天気は午後から雨が降るかも...です。下はロングタイツ、上は半袖のジップシャツ。112kmにロングTシャツとウィンドブレーカー、照明を置いています。エイドに預けるのはそれのみ。薬やワセリン、サプリはポーチに入れて運びます。スパルタと違い、日本国内でのレースなので、非常に楽です。



さて、レース当日は午前3時半に起床。4時からのバイキング朝食のあと、5時にホテルをチェックアウト。名古屋城入り口には、地元のランナー仲間がすでに数名待ちかまえています。今回も知り合いが何人かいて写真を撮ってくれました。

名古屋場内に入れるのは、参加者のみです。応援者は場外で待機しなければなりません。荷物を抱えスタート地点に行きます。穏やかないい天気です。スタートは6組編成のウエーブスタートです。自分は最終組、6時15分スタート(3分間隔)。スタート前にそれぞれストレッチやら、写真撮影やらをします。フルやハーフのスタートと違って、のんびりしたスタート風景、それがウルトラの魅力ですかね。殺気立っているランナーは一人もいません。どんなに早くても20時間以上かかる長丁場。焦る必要はありません。

第1組がまずスタート。大きな声援を受けながら、ランナーが去っていきます。続いて第2組、第3組。だんだんと、声援が小さくなります。最終組、もうランナーの声援はありません。スタッフと関係者のみの声援です。

最終組がコールされた後、儀式として、このレースの趣旨どおり、佐藤桜にタッチします。この桜の木から、兼六園の佐藤桜までの道のり。これを自分の脚だけで走りきります。

そして、カウントダウンの後、6時15分、自分にとっての2007年ネイチャーランがスタートしました。佐藤桜の前から、ゆっくり走り出します。

今年は、名古屋城の周囲でなく、中(天守閣の真下)を通ります。ほんの少しだけの変化ですが、レースで通るのは初めてなので、新鮮でいいですね。

名古屋城入り口には、先ほどよりもさらに多数の応援が待っていました。地元のT山さんは、「ここだけはトップで通過して、みんなにあいさつするんだよ」と、先頭を切って通過しました。

市街地に入って、するすると抜け出したのは、マツタケ君とT処さん、それにN山さんが続きます。といっても、序盤は信号や踏切があり、止まってばかりです。うまくこれらを回避できれば、序盤でかなり差をつけることができるのですが、毎回うまくいきませんん。今回もかなりロスしました。まあ、先は長いので、慌てない、慌てない。

1kmぐらいで、直前のスタート組に追いつくと、そこから先は先行組を拾いながらのペースメイクになります。自分は今回、キロ5分15秒くらいを維持する予定です。ちょうど、東京のH吉さん、女性のK藤さんと前後して、固まりながら進むことができました。

序盤のエイドで、先行していたN山さんに追いつきました(トイレに行っていたようです)。今回、自分のお腹は、なかなか調子がいいようです。スタート前にトイレ(大の方)にはいってないのですが、正露丸を飲んでいるので、しばらくは安心です。レース前の正露丸、お勧めですよ。予防のために飲んでおくだけで、ぜんぜん違います。試してみてください。

少し風が冷たく感じますが、おおむね、いい天気です。日差しが少ないので、日焼けの心配もあまりありません。あとは、どの時点で雨が降るかです。

徐々に、H吉さんがペースを上げ始めました。H吉さんはもともとスピードがあるので(フル2時間30分台)、身体が前へ行きたそうです。K藤さんが果敢についていこうとするのですが、自分はあえて2人との距離を空けて、彼らのペースに巻き込まれないようにしました。少し自分には速いペースのようです。気を抜くとすぐに30mくらい引き離されそうですが、離されてもよしとします。

各エイドには食べ物が豊富にあります。今回うれしかったのは、果物がいろいろあったこと。すいか、リンゴ、ミカン、イチゴ。それに、ヨーグルトやプリンなど。序盤の元気なうちに、できるだけ補給しておくことにします。

やがて、H吉さんが見えなくなりました。K藤さんに追いついて、お互いに「マイペースで行こう」と確認しあったあと、K藤さんの前に出ました。そこからは徐々にペースを落としていきます。

50kmの少し手前で、名古屋のK井さんに追いつきました。彼は今回、24時間までに200kmを目標にしています。そこからさき潰れてもいいという決意です。2週間前に、彼が東京にきたときに、一緒に奥武蔵のコースで練習しました。まだ本調子でないようですが、いい位置に着けているようです。去年、自分は50km地点のエイドで彼に追いつきましたが、彼にどこで追いつくか予測するのも、自分のひそかな楽しみです。

50kmを4時間20分強で通過しました。自分にしては速いペースですが、去年のスパルタがこれよりも速かったので、まずは想定どおりです。K藤さんの応援に、東京からN野さんがやってきています。「おーーい、マック~、調子いいじゃないか~」といつもの調子で声をかけてくれます。なんか、関東のレースに出てるみたいで、ほっとする瞬間です。

60kmから先は、自分の課題となる距離帯です。毎回、100kmくらいまでに必ずペースダウンします。今回もふくらはぎが痙攣しそうになり、ストレッチしながらのランとなりました。ただ、それ以外の筋肉痛はひどくないので、調子はいい方です。塩分を多めに取りながら、キロ5分40秒くらいのペース、エイドを含めるとキロ6分のペースで進んでいきます。

70kmを過ぎると、前後の間隔が空いてきました。かなり順位も上がってきたようです。いつのまにか10番になっていました。ただ、50km地点では20分くらいあったトップとの差が、徐々に開いてきたようです。まあ、想定内です。白鳥(106.9km)で1時間以内であればよしとします。

次第に胸が苦しくなってきます。エイドで胸に水をかけて、刺激を入れます。筋肉痛はそれほどひどくないので、呼吸器系さえ快復してくれれば、もっとペースが上がるのですが...。今はがまんです。

郡上市は桜がきれいです。午後になっても雨は降らず、順調に進んでいきます。荘川桜がまだ咲いていないそうなので、今のうちに桜を見ておかないと。

H吉さんとの差はずーっと6~10分です。その前にいた韓国人が次第に落ちてきました。やがてH吉さんが追い抜いたようで、自分の視界にも韓国人が入ってきました。追い抜くときに英語で声をかけたのですが、彼は日本語が上手でした。韓国からここ最近10名近く参加しているのですが、速いランナーも増えてきましたね。日本の方がすそ野が広いとはいえ、ぼーっとしていられないです。

日中のエイドは子供達が元気です。あいさつしてくれたり、道に整列して手を伸ばし、タッチしてくれたり、遠くまでゼッケンを確認しにきてくれたり。田舎の子は(ギリシャの田舎の子もそうですが)、素朴でいいですね。

白鳥チェックポイントが近づいてきました。町の人たちが声援を送ってくれます。子供が1人併走してくれました。500mほど進んだところで右折。そこから200mほどで大エイドです。マイクのアナウンスがあって、自分の到着が告げられました。手を振って答えます。「ありがとう、やっと着いたよ~」

エイドのテントにはH吉さんがいて、これから出発するところでした。自分はここではあまり休みません。次のエイドに防寒具とライト類が置いてあります。そこで大休止の予定です。少し食べ物をつまんだら、すぐにスタートします。

自分の時計で、ほぼ10時間。去年より、20分以上短縮してます。順位は9位。トップとの差も、予定どおり、ほぼ1時間。なんか、筋肉も呼吸器も、回復してきたようです。ここからが自分の時間帯。ここからが超ウルトラの世界。

蛭ヶ野分水嶺まで余裕を持って登り、そこから一気に下りで加速したいところです。白鳥をスタートしてすぐに、先ほどの韓国人が入ってきました。彼にあいさつをして、白鳥に別れを告げました。

H吉さんが視界に入ってます。徐々に坂道が増えてきました。112kmのエイドに、荷物が無事に待っていました。自分が預けている唯一の荷物です。今来ている半袖の下に、ロングシャツを着込みました。ウィンドブレーカーはまだ当分必要ないので、腰に巻きます。反射マジックテープを足首に巻き、ライトをポーチに押し込みました。

ここで、大休止したために、H吉さんは完全に視界から消えました。しかたないです。だんだんうすぐらくなる時間帯、孤独に、つまりマイペースで走ることになります。分水嶺に明るいうちに着くんだろうか。

去年より30分ほど早く、蛭ヶ野の山道にさしかかりました。まだ明るく、寒くもないので、防寒具やライトの出番はまだ先のようです。

明るいうちに坂道にさしかかると、目の前に見える坂道がとてつもない壁に見えることがあります。ただ、練習で足柄や箱根、奥武蔵などを走っているため、今回は非常に傾斜が緩く感じました。去年もここからペースを戻すことができてます。今回も同様です。不思議なことに、呼吸器系の苦しみがまったくなくなりました。下半身の疲労は残っていますが、あまり気になりません。神様がささやいているようです。「行くんだ、マック!」

とりあえず、分水嶺を越えた後の下りで加速できるように、痛み止めを飲むことにしました。下りになると、下半身に伝わる衝撃が倍加します。今調子がよさそうなので、あえて痛み止めを飲むことにより、下りでスピードを維持できるようにしようと思います。今回はまだ痛み止めがまだ1回目。今飲んでおけば、勝負所の200km手前でもう1回飲むだけですみます。

しばらく登ると、前方の坂に先行ランナーを捕らえました。それも数人です。元気が出てきました。やはり、追いかける方が気分的に全然楽です。

エイドに到着すると、そのランナー達が出ていくところでした。三重の作Nさん、序盤一緒だったH吉さん、大阪のU島さんなどです。次のエイドで、 3名に追いつきました。3名とも、椅子に座って疲れをとっています。この時間帯、自分に休息は必要ないと判断したため、水分だけ補給してすぐにエイドを後にしました。このままいけば、分水嶺に明るいうちに着きそうです。

3人を抜いたので、今6番手でしょうか。そこからしばらく大きなカーブが続きます。またもランナーが見えてきました。フランス人のステファンです。彼は数年前のスパルタスロンでルームメイトになった(当時28時間台で走った)高速ランナーです。今回も慣れない日本の地で果敢に攻めています。彼も自分を覚えてくれていましたが、ここではあいさつだけにして、先に行くことにします。身体がどんどん切れてくる感じになります。

やがて、分水嶺の表示があり、エイドが見えてきました。半分薄暗くなっています。今、5番手。128km経過。つまり、半分がすでに終わっています。切りのいいところだったので、仲間にメールを打とうとしましたが、圏外で電波が入りませんでした。山の上ですから、当たり前ですね。その当たり前のことに気づかない自分がいます。このエイドでも椅子に座りませんでした。

ここから10kmほどは下りです。一気に加速します。あれほど不安だった胸の痛みがまったくありません。次第に暗くなり、ライトの出番です。今回はヘッドライトを手に持って走行します。頭に装着すると、目に光が入って、妙な感じになり、眠気が生じます。

はるか先に、背中に点滅ライトを点けて走っているランナーが見えました。次のエイドで入れ違いになるときに確認すると、昨年2位の実力者、T処さんです。さすがに、エイドの休憩時間も短いようです。自分の姿を認めると(顔は見えていないと思うのですが)、さーっと加速していきます。T処さんにここで追いつくとは思いませんでした。行けるところまで、行ってみますか!さっそく、追いかけます。

2km未満の短いエイド区間を過ぎると、次は荘川桜のチェックポイント。この区間でT処さんの前に出ました。「やっぱり鈴木さんか~」と声をかけられました。T処さんは調子が良くなさそうですが、ここからまだまだ踏ん張れるランナーです。とりあえず、自分の調子がいいうちに前に行くことにします。

荘川に4位で到着。さっき圏外だった携帯メールを送りたくなりました(駄々っ子みたいですね)。せっせと携帯のキーを押しているうちに、T処さんが追いついて、あっという間にスタートして行きました。やはり、メールなんかしている暇はないです。以後、レース終了後まで、携帯に触れることはありませんでした。

荘川を出て、T処さんの前に出ると、そこからは緩やかな下り坂。前にいるのは、マツタケ君、愛知の村Tさん、謎のフィンランド人(ほんとにノーマークでした)。この3人とはまだ差があるので、200kmまでにトップと30分以内に詰められればよしとします。

自分のペースは落ちません。快調です。エイド1つおきくらいに、先行ランナーとの差を確認します。徐々に縮まっているようです。160kmを過ぎると、先頭を行くマツタケ君との差が急激に縮まってきました。そして、168km付近のエイドで、エイドのスタッフが、フィンランド人が先頭に立ったと告げてくれました。マツタケ君はこのエイドでかなり休んでいったようです。

白川郷の古い家並みを抜けて、第3チェックポイントに入る手前、とうとう、歩いている細身のランナー、マツタケ君に追いつきました。前半の爆走が響いたのでしょうか。あわよくば彼とのワンツーを狙っていただけに、少し残念です。「絶対完走しろよ」と声をかけ、先に行きます。自分が勝てそうもないと思っていたランナーが、今、自分の後ろにいます。ドキドキしてきました。

白川郷で、トップとの差は30分になりました。十分射程距離です。今の体感ペースはキロ5分ちょいくらいでしょうか。風を切るような感覚です。各エイドで、大会の1号車が待ってくれています。1号車は各エイドに寄りながら、上位ランナーを兼六園まで追いかけるようです。こんなことも、先頭付近にいないと実感できないことですよね。

やがて、エイドで村Tさんに追いつきました。自分がエイドに入ると、村Tさんは急いで出ていきます。まだ余力があるのでしょうか。自分もここまでいいペースできたので、離されずについていきたいところです。さすがに、100kmで7時間半のスピードを持つ村田さんにはなかなか追いつけません。ただ、この時間帯になると、100kmのスピードはほとんど関係ないようです。今は、間違いなく自分の方が元気。そう信じて、ペースアップしました。村田さんとの差を詰め、一気に抜き去ります。2位に浮上。これであきらめてくれるといいんですが(これが本音)。

岐阜と富山の県境を越えて、7kmという長い区間に入ります。道路にはところどころ、現在の気温が表示されています。例年、5℃以下になる気温が、真夜中でも10度を超えています。まったく寒くありません。むしろ、汗がどんどん出てくる感じです。

長い区間を終えてエイドに到着すると、発見しました。謎のフィンランド人(パシ君)。パシ君も、自分を見つけると、急いでエイドを出ていきました。自分も椅子に腰を下ろすことなく、追走します。1kmもいかないうちに、捕らえることができました。パシ君は少し疲れているようです。自分がこのペースを維持できるうちに、貯金を作っておかなければ。

五箇山のエイド、198km地点。このエイドから、自分が先頭ランナーとして速報されるはずです。想定外の事態になりました。エイドに到着して、通過ランナーのリストを見ても、そこに名前があるのは自分だけ。これは、こまった。どうしよう。眼前の目標がなくなりました。少し不安です。

とりあえず、先へ進まなければ話になりません。エイドを出て700mを左折、五箇山の登りに入ります。この区間、無理して疲れをため込む必要はないので、4分の1ほど歩きました。ここで、また胸が苦しくなってきました。かなり今まで飛ばしていたからでしょう。歩きを交えながら、呼吸を整えます。エイドを通過し、五箇山のトンネル内。ここでも無理をしないで、回復に努めます。推定ペースはキロ6分強。

トンネルを出ました。ここからの下りで脚へのダメージを抑えながら、いかにペースを維持するかがポイントです。蛭ヶ野と同じように、事前に痛み止めを飲んでいます。毎年この下りでへたばりますが、今年はモチベーションも高いので、へたばっていられません。

でも、トンネルを抜け出てすぐに感じた違和感。あれ、なんかいつもと違う。なんだ、この感じは...。

ぬるっとした、温風。

気持ち悪いほどの温い風が顔をなでました。真夜中にありえない気温です。

いつもなら、五箇山では雪が舞い、雨に打たれ、みぞれが体温を奪います。そんな五箇山で、こんな陽気は想定外でした。しばらく走ると喉が乾いてきました。水をかぶりたいと思いつつも、かけ水がこの付近のエイドに用意してあるはずもありません。飲み水を首筋や腕にかけて、冷やします。途中から、ロングシャツを脱ぎました。水を多めにとります。それでも、間に合わない感じがします。

おそらく脱水だったんでしょう。温風で急激にというより、その前からのハイペースで水分がすでに不足気味だったのだと思います。水分を多めに補給しながら、しばらく我慢の時間帯です。

福光までなんとか来ました。キロ6分でいけば、余裕で25時間を切れるのですが、今の調子では厳しそうです。目標を25時間半に設定しました。

6時前だというのに、道路脇の温度表示は19℃。イヤになりました。上りの坂道では、1号車がいないことを確認して、歩きが入るようになりました。パシ君や村Tさんに追いつかれることはないと思うのですが、その後ろから元気なランナーが追い上げている可能性もあります。ゆっくりはできませんが、ペースが上がりません。

富山と石川の県境を越えました。すでに周りは明るくなっています。県境の上りも半分ほど歩きました。かなり疲労が溜まっています。でも、上り以外はすべて走ります。意地です。勝ちたいという気持ちは、まだまだあります。

県境を過ぎると、あとゴールまではもう少し。残りの距離がようやく実感を伴う距離になってきました。

あと15km、皇居3周分。いつも水曜に仲間と走っているだろ、あの距離だ~。

あーー、10kmなら皇居2周、手賀沼半周だ~。

そして、高速道路のインターを過ぎ、森本エイドに到着しました。あと2区間。7.2kmを残すのみ。

どのエイドでも、スタッフが笑顔が待っていてくれます。夜が明けてからは、スタッフに「お待たせしました。」と声をかけることにしています。先頭ランナーの自分をどれくらい前から待っていてくれたんでしょうか。もっと早く到着したかったのですが、すみません。今はこれが精一杯です。

このエイドで、勝利を確信しました。パシ君との差は30分近くになっているようです。森本エイドを出るときに、ちらっと後ろを振り向き、誰も来ていないことを確認し、朝の静かな金沢市街に入りました。

この時間帯は交通量が少ないので、段差のある歩道でなく平らな車道上を走ります。信号に引っかかる回数が増えますが、後ろを見ても、ランナーの影は見えません。途中、便意が生じて、ガソリンスタンドに駆け込み、5分ほど時間をロスしました。でも、おかげで体力が戻り、少しペースアップできました。

最終エイドに到着。初優勝は目の前です。目の前にぶら下げられた人参。俄然元気が出てきました。最後の力、まだまだ尽きない力。兼六園まで何キロという表示が見えました。優勝が目の前にあるということが実感できます。長かったレースを振り返り、喜びをかみしめます。残り2km、そして1km。

歩道上に、毎年レースのビデオを撮影して参加者に配布してくれるおじさんがいました。ビデオを片手に持ち、自転車で移動しながら、撮影してくれています。最後のカーブを曲がると、そこは兼六園につながる交差点。この信号はかなり長いので、じっくりと息を整えて、屈伸をします。

信号をわたりました。目の前の短い坂を上ると、そこは兼六園です。

ビデオのおじさんは最後の瞬間を撮影しようと、最後の坂を懸命に上っていきます。急ぐ必要はないので、おじさんが坂を上りきるまで、下で待ち、おじさんの準備ができてから坂道を上りました。

坂道を走って上りました。はるか先にピンクのウィンドブレーカーを着た集団が待っています。あれーー、ゴールはあんなに遠かったかな。

ゴールへ向かう途中で、友人が待っていてくれました。江戸一RCのコーチ(T津)氏です。ありがたいですね~。あつかましくも、腰に巻いていた上着を彼に預けて、身軽な姿で最後の100mを走りました。フラッシュが、歓声が待っています。N野さんの姿も見えました。大勢の人が見守る中、手を挙げてゴール。そして、佐藤桜にタッチ!やったぞーー。

時計は25時間29分台。ぎりぎり、目標達成です。

佐藤桜にもたれたまま、写真がいくつか撮られました。足下が傾斜になっているので、うまくポーズがとれません。まあいいかって感じで、木に抱きつくような格好で撮影されます。

用意されていた椅子に座ると、とたんに携帯が鳴りました。おそらく、この電話は...。

ビンゴでした。
所属チームの MY☆STAR 代表、I本さんからの電話。

「マック~、おめでとう」
「やったよ、勝っちゃったよ~。どうしよう。」

おそらく、ずーーと速報をチェックしてくれてたんだと思います。昨年の神宮24時間走で、非常に厳しい環境の中、一緒に結果を残してきた仲間です。彼からの祝福が何よりのプレゼントでした。優勝っていいもんだなって、しみじみ思いました。そして、その前の努力が(いろいろと失敗や試行錯誤があったんですが)報われた瞬間です。

こうして、さくら道ネイチャーラン、4回目の挑戦にして初の優勝を遂げることができました。2位はフィンランド人のパシ君、3位は序盤から調子の良かった東京のH吉さんが入りました。T処さんが4位。大阪のU島さんが初参加で5位(すばらしい)、マツタケ君は、途中から復活して6位に入りました。仲間の名古屋のK井さんは途中で痛めた脚をものともせず、見事時間内完走でした。

そのあとの行事については、割愛させていただきます。テルメ金沢に到着後、内臓が不調で、しばらく横になっていました。ビールもおいしく飲めず、数日間、身体が浮き上がっているような不快な感じが続きました。スピードを出して走った代償ですかね。表彰式では、いろんな方から声をかけていただき、写真を撮らせていただきました。いい経験です。

レースが終わって、今はまったりしています。しばらくは身体を休めながら、のんびり走ります。初優勝を実現することができて、さらにモチベーションがアップしたように思います。これで終わりとならないように、さらに上を目指したいですね。今回も強いランナーがたくさん出場し、彼らと競り合うことができました。来年、彼らの目標となる走りを披露できたらいいですね。いや、披露できるようにします。また、さくら道に挑みます。やっぱり、超ウルトラはおもしろい!
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この記事に対するコメント

体調はいかがですか?がんばってください。楽しんできてください。もう少し近かったら応援に行きたいのですが・・・ こっちで応援してます♪
【2008/04/17 13:06】 URL | まあ #- [ 編集]


まあさん、
応援ありがとうございます。
体調は、寝不足とはいっても、2日もあれば回復するでしょう。言い訳無用で走ってきます。
【2008/04/17 14:05】 URL | マック #WkD1iydg [ 編集]


いよいよですね。2連覇目指してがんばってください!応援してます♪

ところで、痛み止めは何を飲んでいるんですか?眠くなりませんか?いつも飲むと眠くなるので極力飲まないようにしているんですが。。
【2008/04/18 04:45】 URL | らりお #/3WEEAIQ [ 編集]


らりおさん、
僕が使っているのは処方薬のロキソニンです。これ相性がいいみたいで、腹痛も眠気もありません。
【2008/04/18 08:47】 URL | マック #WkD1iydg [ 編集]

siCeDcxNSRoRKrqwl
ap.txt;5;10
【2012/02/07 11:07】 URL | HNfdWBVy #jo/R/LOc [ 編集]

oWHNirSQhSbBjSHOw
ap.txt;5;10
【2012/02/07 15:03】 URL | LukzJitNJcHVDIIKZnm #OOF2yNA2 [ 編集]

xKegBYEKcvCJDYSjZP
ap.txt;5;10
【2012/02/07 22:59】 URL | Yjgmfucbauddh #4yxGOJQ2 [ 編集]

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ap.txt;5;10
【2012/02/08 03:06】 URL | iQMeDDGhbCgu #UxKhvC2s [ 編集]

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vpKTCo <a href="http://secgpncprgqg.com/">secgpncprgqg</a>, [url=http://bsukocwlqiya.com/]bsukocwlqiya[/url], [link=http://macbapeeubiz.com/]macbapeeubiz[/link], http://tohhrnqiudsf.com/
【2012/02/09 15:51】 URL | krwmanjjm #/tb9ioOY [ 編集]

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c,
【2012/02/12 12:45】 URL | name #sr8xTq72 [ 編集]

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e,
【2012/02/12 14:53】 URL | name #t3BLi.yg [ 編集]

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f,
【2012/02/12 17:07】 URL | name #MSWRSROM [ 編集]

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d,
【2012/02/12 19:23】 URL | name #o.UX14kw [ 編集]

BNoMRQEosFDXtbtEQtq
a,
【2012/02/12 21:49】 URL | name #y88Ij856 [ 編集]

VGvddGCVomjaeEb
e,
【2012/02/13 00:17】 URL | name #T9T1f0CI [ 編集]


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